2015年は御世話になりました。2016年もよろしくお願いいたします。
12月29日から1月4日までは正月休業となります。
通り土間の奧から玄関方向を見ます。
「もしかしたら将来小物を展示するギャラリーやお店ができたら」というお施主様の希望からスタートした土間空間ですが、もしその時が来たら、上がり框の上のフローリングの面に品々を展示したり、階段の段板に展示したり、また左の壁には棚をつけたりするような想定です。
そのため、壁には窓をつけず、白く広い面を確保しています。
右の壁の向こう側は1階のLDK空間です。
ファサードの大きな窓に面する玄関ホール部分とその奥を仕切る3本引き戸を開け閉めした写真です。
3枚のハンガー式吊り框(かまち)戸で障子は中空ポリカーボネートを採用。
外の光を白く取り入れます。
床は土間のためレールが凹んでいると砂などがたまるかもしれませんので、レール無しのピン式としています。
玄関土間です。
右手の写真の外に玄関ドアがありまして、この写真は建物正面の正方形の大きな窓を背に撮っている写真です。外からの視線をカットするために手前に3本引きの引き戸があり、玄関部分とその他を閉めきる事も可能です。
玄関土間は玄関ドア前から建物裏手までつながっていて、土足のまま裏庭に通り抜けする事も可能。
また、1階の床と土間の段差の間に靴を収納できるようにしてあります。
玄関は家の顔になる部分ですので広めにデザインする事が多いです。土足で使える部分は色々用途も広がります。
玄関ドアは全体のバランスから大手メーカーの既成品ドアの中からシンプルなシルバーの物を選定しています。
庇(ヒサシ)は大工工事による造作で屋根面は板金屋さんに葺いてもらっています。
庇が既成品だと一気にプレファブ感が出てしまうので、ドアは製品を使っていますが、庇は造作にすることで手作り感を出します。
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